- Ａ計測のデータは経時変化図だけではなく切羽距離グラフも必ず作成する。
- 切羽距離グラフは掘削の影響範囲を把握する上で重要である。
- トンネル掘削に伴う地山の変位は切羽通過前から始まっている。
- 弾性地山では切羽通過前に３０％、通過後に７０％の変位が生じる。
- 掘削直後から計測することは不可能であり、計測される変位は全変位の半分程度、あるいはそれ以下である。
- 計測遅れは出来るだけ小さくしたいがゼロには出来ない。
- Ａ断面では変位が増加中であり収束する傾向は認められない。
- Ｂ断面では収束傾向が認められる。
- 実測変位量はＡ断面の方が大きいが、単純には比較できない。
- 初期変位も考慮に入れる必要がある。
- 計測遅れを考慮する必要がある。
- Ａ断面は掘削後２６時間で計測を開始した。
- Ｂ断面は掘削後４７時間で計測を開始した。
- 計測遅れ時間中に生じた初期変位を推定する必要がある。
- Ｋｅｌｖｉｎモデルによる初期変位量の予測を行う。
- Ａ断面の初期変位量は１５．２ｍｍ。
- Ｂ断面の初期変位量は３１．１ｍｍ。
- １２日目現在の実測変位量はＡ断面の方が大きいが、初期変位量を考慮するとＢ断面の方が大きくなる。
- Ａ断面の予測最終変位量は７０．６ｍｍ。
- Ｂ断面の予測最終変位量は５６．１ｍｍ。
